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35.自然公園での介抱

理想のエミが定着するよりも前の話ですが、
家族に連れられて大きな自然公園に行ったことがありました。

気晴らしになれば、と思ってくれたのかもしれませんが、
肉体的にも精神的にもコンディションは最低最悪でした。

行く途中でレストランで昼食を取りましたが、
エミの残滓たちが私の一挙手一投足を嘲笑ってきて、
なおさら気分が悪くなりました。
食事の後、
「いま食ったものは俺が全部脂肪に変えてやるぜ~!」
という、嫌味ったらしさ満点の声が、自分の腹から聞こえました。

公園には、何かの催しがあるのか、ブラスバンド部の中学生が大勢いました。
女子中学生が視界に入っただけで
「はいロリコンっ!キモいっ!死ねっ!」
などという声が自分の体から聞こえました。

このように、底なしの最低な気分だったのですが、
何やら木々の葉の間の光が目の形に見え、
それが浄化されて消えていくビジョンが見えました。
視界の橋に赤い目が見えて、それが消えていったりもしました。
次第に、私はエミに介抱されている気分になっていきました。
詳細はよく覚えていませんが、エミとのコミュニケーションが成立していました。
池の前のベンチに座って、景色を眺めていると、
スーパーマンのような格好をしたエミが、上空を飛ぶビジョンが見えた、気がしました。

帰りの車の中で、かっぱえびせんの袋の裏に描かれている真っ赤なエビの絵が、
押し倒されているエミの形に見えました。完全にビョーキです。
まぁ病気なんだろうけど。
この絵は後に探してみましたが、パッケージがどんどん変わっているのか、
同じものはどうも見つけることができませんでした。

帰ったあと、部屋の床の上で、疲れて寝てしまいました。
これは重大なことです。
短い時間でしたが、明確に「眠ることができた」のです。
目を覚ますと、自分の体の上にエミが乗って、添い寝してくれている気配を感じました。

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